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坐骨神経痛の原因とカイロケア

2017.04.12

坐骨神経痛
坐骨神経痛とは坐骨神経と呼ばれる中枢神経以外では一番太く長い神経に沿った痛みやしびれなどの問題が発生している状態で、坐骨神経痛は症状名であり、病名ではありません。

坐骨神経は腰椎4番から仙骨3番からにかけて臀部の梨状筋と呼ばれる筋肉の下を通り、太ももの裏側を通って膝の裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれます。総腓骨神経はすねに流れ、脛骨神経はふくらはぎに流れます。

坐骨神経痛の場合、この坐骨神経に沿った臀部から太もも、足への放散性の痛みやしびれがみられます。

坐骨神経痛の症状
・臀部から太もも、足にかけて痛みやシビレがある。
・痛みの種類は激痛、突っ張るような痛み、チリチリした痛み、熱感、冷感など様々。
・足に力が入らない。
・長時間立っていられない。
・歩くと痛みが強くなり歩けなくなる。
このように坐骨神経痛の症状はお尻から太もも、足にかけて現れます。

坐骨神経痛の原因
「脊椎管狭窄症」
加齢などにより脊椎や靭帯が変性し、脊柱管が狭くなり脊柱管内の神経が圧迫されている状態。

「椎間板ヘルニア」
椎間板内の髄核が線維輪を突出してしまい神経を圧迫している状態。神経症状が現れる。足に力が入りにくい、歩行困難、尿のコントロールがうまくいかないなどの症状も。腰の前屈で痛みが増す。椎間板の機能上、朝のほうが楽で遅い時間になると痛みが増す場合も。痛みから逃げるため姿勢がおかしい(鎮痛姿勢)

「脊椎症、椎間板症」
加齢により椎間板の厚みが減少変形し、骨棘が椎体に形成され椎骨が変形。進行が激しいと脊柱管や椎間孔で狭窄症になる場合がある。

「脊椎すべり症」
腰椎の後面にある椎弓部分が疲労骨折し椎体が前にずれ神経を圧迫している状態。腰椎4,5番に多く見られる。過剰なスポーツをした子どもや女性では中高年に多い。すべり症があっても必ず症状が出るわけではない。 

「梨状筋症候群」
仙骨と大腿骨を繋ぐ梨状筋という筋肉が硬縮し坐骨神経を圧迫している状態。臨床で多く見るケース。

「脊椎サブラクセーション」
主に腰椎の亜脱臼により神経根を圧迫している状態。カイロプラクティックアジャストメントで取り除ける。

一般的におおくみられる原因はこの4つです。その他にも糖尿病なども同じような症状がでますが、カイロの範疇ではありません。

カイロプラクティックの治療
坐骨神経痛は原因によっては回復に長い時間を要する場合があります。軽度の坐骨神経痛でも一回でよくなるものではありませんので時間をかけて少しずつ調整して改善を目指すのが理想でにす。

初めの2週間は週に2回施術を行い、次は1週間1回のペースで3週間の施術をします。その後は変化に合わせて2週かに1回くらいのペースで施術を行います。

「筋肉、筋膜、靭帯の劣化している箇所へのアプローチ」
坐骨神経に沿った軟組織の緊張を緩めます。主に腸腰靭帯、腰方形筋、多裂筋、腸腰筋、小中大殿筋、梨状筋、ハムストリング、TFL、ITB、前脛骨筋、腓腹筋などの筋肉などが腰のトラブルに関連する筋肉です。

「脊椎、骨盤へのアプローチ」
特に腰椎、仙骨のゆがみをアジャストメントと呼ばれる手技で戻します。痛みが強い段階では無理な手技は使わずアイシングとモビリゼーションで対応します。結局マッサージだけで腰椎や骨盤のゆがみが放置されている限りは患部周辺の筋肉は防御反応から硬い状態へ戻ってしまい症状が再発します。根本の解決には脊椎や骨盤のゆがみを取り除かなくてはなりません。椎間板が通常の1/3まで残っていれば、カイロプラクティックケアが可能です。早めのケアをオススメします。

ホームケアの必要性
坐骨神経痛の症状の治療の場合、カイロプラクティックによる治療と同時にクライアント自身がホームケアをする必要があります。
「水分補給」
水分不足は筋肉や靭帯を硬くさせてしまいますので日常生活で水の摂取が足りない方は小まめな水分補給が必要です。

「お風呂に浸かる習慣」
また、お風呂に浸からない方は筋肉が硬く疲労が抜けていませんので急性痛でないときなら湯船に浸かる習慣を取り入れてもらいます。

「ストレッチ」
筋肉はストレッチをしなければどんどん硬くなってしまいます。それが腰痛を起こし坐骨神経痛へと移行します。ですから日々のストレッチで腰部の筋肉を弛緩させるストレッチも効果的です。

「姿勢」
姿勢が悪いと腰に負担がかかり、坐骨神経痛の原因となる様々な腰の問題に発展します。普段の姿勢を正しい状態にキープしましょう。

「心のケア」
過剰なストレスにさらされると自律神経の交感神経が優位になります。この状態が長引くと筋肉の緊張や血管収縮が起こります。その結果、筋肉が血流不足から酸欠状態になり発痛物質を発生させます。そして、さらにその状態が長引けば筋肉に硬結、いわゆるコリができ筋肉が本来の機能を失い姿勢が不安定になり、さらに腰痛が悪化するという悪循環が起こります。

坐骨神経痛は、まず原因を見極めることが大切で症状の改善につながります。筋肉、骨格、神経、生活習慣、ストレス、姿勢。何が原因なのかを見極めて改善に努めましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シーガルカイロプラクティック
Tel  042-768-7153
Email seagullchiro@gmail.com 

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