シーガルカイロプラクティック SeaguLL Principled ChiropracTIC の日記
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胸椎のゆがみと関連する症状
2021.06.16
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おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
“胸椎のゆがみと関連する症状”
目次
・胸椎の役割
・神経圧迫
・姿勢の悪さ
・背中の痛み
・呼吸の乱れ
・自律神経の乱れ
《胸椎の役割》
脊柱(背骨)の役割は体を動かすための可動性、体を支えるための支持性、脊髄神経を守るための保護性があります。胸椎とは脊柱の一部で、12個の椎骨で構成されています。その椎骨には左右に一対の肋骨が付属して内臓を守る胸郭を作ります。胸椎には副交感神経が集中し、保護されています。
《胸椎のゆがみによる神経圧迫》
脊椎には神経が入っています。神経が脳と体を繋げることで体は動き、回復します。ですから、背骨がゆがんで神経に圧迫がかかっていると脳と体の伝達が乱れ、身体の動きや回復は低下します。この神経を圧迫する脊椎のゆがみのことをサブラクセーションと言います。
《胸椎のゆがみによる姿勢の悪さ》
良い姿勢は体を横から見たときに、耳、肩、股関節、膝、くるぶしが一直線上にあります。悪い姿勢は肩より耳が前に出ています。胸椎がゆがむと悪い姿勢になります。
バッファローハンブ(バッファローのこぶ)と呼ばれる高齢の女性に多く見られる背中の盛り上がった状態も胸椎のゆがみによるものです。
進行し過ぎたものでなければアジャストメント(カイロプラクターの手技)で椎間関節の可動性を回復させることで胸椎のゆがみは徐々にきれいになっていきます。
胸椎のゆがみによる姿勢の悪さは長年放置すると、ゆがんだ姿勢に沿った硬い筋肉ができて頑固な癖になるので早めのカイロプラクティック・ケアが有効です。
《胸椎のゆがみによる背中の痛み》
胸椎のゆがみを放置し、悪い姿勢を長年放置し続けると頭が前方へと突出する、いわゆるストレートネックになります。
ストレートネックでいると、前方へ倒れている頭の重さを支えるために背中の筋肉が収縮、緊張するため背中の痛みが起こります。
このような背中の筋肉の緊張によって起こる背中の痛みは湿布やマッサージだけでは根本の解決にはなりません。大切なのは胸椎のゆがみを取り除き自然な背骨のフォームを取り戻すことです。
そのためには胸椎のゆがみを精密に取り除く必要があり、そのためにはトレーニングを積んだカイロプラクターの精密なアジャストメントが最も有効です。
《胸椎のゆがみによる呼吸の乱れ》
胸椎がゆがんでいると姿勢が悪くなり、いわゆる猫背になります。猫背の状態は肋骨の動きを制限し、胸郭を狭くし、内臓を圧迫します。
姿勢が悪いと肺が大きく広がるのを制限し、呼吸が浅くなります。その結果、疲労が取れず、身体の活発さが低下します。
カイロプラクティックでアジャストメントをすると、胸椎の可動性が回復します。可動性が高まった胸椎はダイナミックに動き、同時に肋骨も滑らかに動きます。
そのため、呼吸が深くなり酸素がたくさん取り込め、二酸化炭素の排出もスムーズになります。フレッシュな酸素が脳へと送られ、その結果身体全体のパフォーマンスが上がります。
《胸椎のゆがみによる自律神経の乱れ》
背骨の中には神経の束が入っていて、脳と各細胞を繋なげています。身体の動きと、回復は神経を介した脳と細胞のコミュニケーションで成り立っています。
背骨の中には自律神経、知覚神経、運動神経の3種類の神経系があります。自律神経には2種類の系統があり、内臓や筋肉を休ませるのが副交感神経、内臓や筋肉を活発に活動させるのが交感神経の役割です。
そして、胸椎には心身を活発化させる交感神経が集中しているので、胸椎がゆがんで神経の働きが鈍ると交感神経が低下し、副交感神経が優位になります。
副交感神経系が優位になると内臓や筋肉は活発さを失い停滞モードになります。消化吸収が落ち込んだり、睡眠が浅くなったり、日中だるくなったり、やる気が落ち込んだり、精神的にも落ち込みやすくなります。
このような胸椎のゆがみから起因する自律神経の乱れはカイロプラクティック・アジャストメントがとても有効で、しかも薬のように体への負担がない自然なアプローチになるでしょう
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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