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シーガル カイロプラクティック SeaguLL Principled ChiropracTIC の日記

乳児(一歳未満)のカイロプラクティック

2021.12.19

おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
 
 
"乳児(一歳未満)のカイロプラクティック"
 
 

 
 
目次
1.成長発達のしくみ
2.神経システムとカイロプラクティック
3.乳児の背骨のゆがみの原因
4.乳児のカイロプラクティックで期待できること
5.乳児のカイロプラクティックの検査
6.乳児のカイロプラクティックの流れ
 
1.成長発達のしくみ
シーガルカイロプラクティックは小児カイロプラクティックを提供できる日本では数少ないカイロプラクティック専門のオフィスの一つです。凄い勢いで身体的、感情的、精神的な成長発達を実現していく乳児期において神経システムが最高の状態で機能することの恩恵が想像できますでしょうか?カイロプラクティックは脊椎に自然な可動性と支持性をつけて、神経システムを回復させる特殊技能ですが、乳児期の子どもたちがカイロプラクティックを受けることで子どもたちが享受する恩恵の中でも、私が最も驚きを感じていることは『子どもたちが潜在的に持つ可能性が発揮される』ということです。
 
脳は生まれてから3歳までに急激な成長を遂げて、基本構造が出来上がり、6歳までに大人の脳の9割まで成長し、12歳ごろでほぼ完成すると言われています。もちろん、知性というものはいくつになっても本人次第で広げたり、深めたりすることは可能ですが脳の基本的な構造は子どものときに決まるのです。ですから、子どものときの脳の発達がこれからの人生の質を左右するといっても過言ではないのです。
 
では、子どもたちの脳は何をもって、成長発達しているのでしょうか?日々の食事、睡眠、運動などの生活習慣はもちろんですが、それ以前に根本的に大切なことがあります。それはあらゆる経験です。子どもたちは日々を生きる中であらゆる経験をします。見る、聞く、触る、嗅ぐ、舐める、さらには五感を超えて愛情などの目には見えないエネルギーを感じるなど。経験とは外界の環境を感覚器を通して受け取り、神経を介して脳へと入力される刺激なのです。
 
神経を介して入力される刺激が脳へと入力され脳は情報を処理統合した後、各細胞へと必要な指令を送ります。指令は細胞の核に送られ核は外界の環境を認識します。そして、今いる環境に適応したバージョンアップした細胞を分化させるのです。これがエピジェネティクスという細胞学の分野で発見された細胞の分化についての新しい考え方です。エピジェネティクスにおいて人はDNAのコピーをひたすらに作っているのではなく、環境に適応した新しい細胞を分化させることで、生命は日々少しづつ進化し続けているということが分かったのです。
 
このようにして、子どもは日々の新しい経験を通して成長発達を実現するのです。しかし、この時期に神経システムの異常があるとどうでしょう?
 
 
2.神経システムとカイロプラクティック
子どもを成長発達させるために必要な経験は神経を通って脳へ送られますが、その神経は背骨に、脳は頭蓋骨に囲まれて保護されています。では、この神経を保護する役目を持つ背骨が何らかの原因でゆがんでいたらどうでしょう?

そもそも、このような微細な背骨のゆがみは触診スキルを訓練した熟練のカイロプラクターにしか分析できません。小児の脊椎や骨盤のゆがみは数ミリ単位でレントゲンではほとんどわからないので医療機関では異常はないと判断されることがほとんどなのです。また、神経システムの乱れがあることが分かったところで医療機関では投薬での治療となります。背骨のゆがみと神経システムの乱れに因果関係があることを仮定し、実際に背骨の微細なゆがみを分析し、それを取り除くことができるのはカイロプラクターだけなのです。しかし、なぜ乳児の柔らかい身体にゆがみはどのような理由で発生するのでしょうか?
 
3.乳児の背骨のゆがみの原因
子宮環境による上部頚椎、または仙骨のゆがみ
乳児における脊椎や骨盤にゆがみが起こる原因の一つは子宮にいたときの胎児の体勢です。母体の子宮が健康な状態であれば胎児はストレスなく成長できるのですが、母体の子宮が不自然な形だと胎児は窮屈になり無理な姿勢を取らざるを得ません。膝を曲げお尻と足先が下になっている複殿位。お尻が下になって、両足を上に伸ばしている単臀位。両足を下に伸ばして立っている足位。ひざまずいたような膝位。胎児が横に向いているトランバース。逆子ではないが胎児の顔が母体のお腹側を向いているフェイシャルブロウ。このように子宮の中で胎児が無理な体勢を取っていると、脊椎や骨盤に負担が生じたままで成長していくため発達に不具合が発生する場合があるのです。そして、このような負担が新生児の上部頚椎や仙骨をゆがませる原因となります。妊娠期間に定期的なカイロプラクティックで骨盤のゆがみを取り除いていれば、このような問題のリスクマネジメントにもなります。
 
バーストラウマによる上部頚椎のゆがみ
バーストラウマ(出産時外傷)とは分娩中および産後において胎児に与えるあらゆるストレスのことです。バーストラウマにつながる主な危険因子は難産、分娩体位、誘発分娩(陣痛促進剤の使用)、無痛分娩(硬膜外麻酔の使用)、そして帝王切開などです。このような状況で出産に臨む際に、赤ちゃんの頭をつかみ引っ張り出す必要がある場合があります。新生児の頸部の筋肉は完成されておらず、とても緩いので強く牽引をすると首が過伸展し、そのときのストレスが未発達な頚椎に負担をかけサブラクセーション(背骨のゆがみによる神経システムの乱れ)が発生する恐れがあります。特に上部頚椎のサブラクセーションは延髄の機能に問題を発生させることがあり、これがホメオスタシス(生命の健康を維持するシステム)を乱してしまい子どもの疾患をつくる原因になります。
 
 
4.乳児のカイロプラクティックで期待できること
頭の形がきれいになる
乳児が寝ているときに偏った方向ばかり向いていると頭の一部が圧迫され続け、乳児の柔らかい頭蓋骨は少しずつ変形していきます。小児カイロプラクティックでは、偏った方向ばかり向いてしまう原因が頚椎のゆがみである場合はとても有効です。カイロプラクティックにより頚椎のゆがみが取り除かれると、偏った方向ばかり向いてしまう癖がなくなります。そして、赤ちゃんは左右共にバランスよく向けるようになり偏った頭蓋骨への圧がなくなり、やがて頭の形は自然と修整されることが期待できます。3歳までは頭蓋骨が柔らかいので、小児カイロプラクティックを受けるのならば早めのケアが大切です。
 
おっぱいを力強く吸うようになる
乳児は口に乳首が触れると力強く吸い付き、おっぱいを飲む先天的な知性が備わっています。この活動は脳を介さない知覚刺激と運動神経による素早い原始反射によるものです。アジャストメントで背骨の可動性が高まると神経の働きが高まり反射が力強くなり、おっぱいを力強く吸うことが期待できます。
 
活発に遊ぶようになる
カイロプラクティック・アジャストメントは脳の前頭前野に変化を起こすことが実際に証明されています。前頭前野は好奇心や興味に関係する場所です。好奇心や興味が強くなると、よく遊ぶようになります。乳児にとっての遊びこそが成長や発達をさらに伸ばす活動なので是非カイロプラクティックで脳の前頭前野を発達させましょう。
 
よく寝るようになる
乳児は寝ることで細胞が活発に分化します。分化した細胞は組織となり、器官となり、その集合体が身体なのです。寝ることは健康な身体作りにとって大切な活動なのです。また、寝ることで経験を処理統合し思考、感情、情緒を形成します。思考、感情、情緒が形成されると、それが言葉になり、行動となり、やがて他者とのコミュニケーションとなるのです。乳児がカイロプラクティックで背骨のケアを受けていると自律神経の働きが高まり睡眠の質が上がることが期待できます。

ウンチの出が良くなる
乳児の健康のパラメータは食べる、遊ぶ、寝る、そして排泄です。ウンチの出が良いことは健康な証拠なのです。口に入れたものを消化、吸収、排泄できるのは自律神経の働きのお陰です。そして、自律神経は背骨に入っているので背骨がゆがんでいると自律神経の働きは乱れ消化器官のパフォーマンスが低下します。乳児がカイロプラクティックを受けていると自律神経の働きが高まり消化器官のパフォーマンスを高め、ウンチの出が良くなることが期待できます。
 
情緒が安定する
人間は呼吸に合わせて後頭骨と仙骨を波のように動かすことで脳脊髄液を循環させ、脳や脊髄へフレッシュな栄養と酸素を送り、同時に老廃物を排出させています。仙骨と坐骨を繋げる仙結節靭帯が緊張していると仙骨の可動性が弱まり脳脊髄液の循環が停滞し、脊髄を包む硬膜に緊張が発生し、交感神経が優勢になり、結果的に情緒が乱れるのです。この場合はローガンベーシックという手技で仙結節靭帯を緩め仙骨の可動性を高めることが有効です。
 
ハイハイのキレが良くなる
力強くスピードのあるハイハイは五感から入力されるたくさんの神経刺激によって、脳を育てます。スピード感覚、バランス感覚、距離感、筋力、関節の動き、好奇心、やる気、達成感、社会的反応、記憶・・・。このように書き出したらキリがないくらいハイハイからは得られるものがあるのです。この成長発達を促す力強いハイハイをするためには可動性の高い腰椎や骨盤が必要です。カイロプラクティックを受けていれば、可動性の高い関節を手に入れ力強くスピードのあるハイハイを実現し、発達に必要な五感からの神経刺激をたくさん得られ、その結果子どもの成長発達を促すことが期待できます。
 
言語の発達が早くなる
乳児は周りから聞こえる音を耳で聴き、それが神経刺激となって脳へと送られ言語のための脳が発達していきます。やがて、音を聴くのと同時に見たり、触れたりすることで、その経験に意味がもたらされます。そのような経験の積み重ねを経て、まずは単純な感情の表現として言葉が使われ、やがて言葉は意思を表現するためのツールとなり、何度も何度もトライ&エラーを繰り返し精度をを上げていき、言葉はやがて円滑なコミュニケーションのツールとなっていき、最終的に言葉は他者の人生に影響を与えるまでになります。シンプルに言うと、経験の繰り返しで乳児は言葉をマスターしていきます。あらゆる経験のなかでも、音を聴くことは言語の発達において重要なものです。音を聴くには聴覚が必要ですが、外界の音を脳へと入力するための内耳神経は上部頚椎に入っています。ですから、上部頚椎のゆがみがカイロプラクティックで取り除かれると神経伝達がクリアになり乳児が聞いている音がより鮮明になり、音を聴くという経験が豊かに享受されるので、それがダイレクトに脳を発達させ言語の習得を早めることが期待できます。
 
 
5.乳児のカイロプラクティックの検査
視診と反射テスト
乳児は大人と違い、自分で心身の現在の状態を説明できないのでサブラクセーション(脊椎のゆがみによる神経干渉)を特定するための検査は視診や触診が重要になります。ケースに応じて変わりますが、主に使用するのは視診、反射テスト、股関節可動域テスト、触診です。視診ではで脊椎、骨盤、肩、股関節のおおよその状態を把握します。原始反射はルーティング、把握、踏み直り、歩行、モロー、ギャラン、バビンスキー、まばたき、眼瞼反射を確認して神経システムに問題があるか確認をします。生後5か月以降の乳児は姿勢反射の非対称性緊張性頚反射、パラシュート反射で確認します。
 
股関節可動域テスト
乳児の股関節は先天的に脱臼を起こしている場合があります。先天性股関節脱臼はカイロプラクティックの適応範囲外なので、施術前の確認が必要です。検査はオルトラニ、バーロー、レッグレングステストを使用します。
 
パルペーション(触診)
基本的な検査で乳児の状態が確認出来たら、パルペーション(触診)でサブラクセーションを分析していきます。頭蓋骨、頚椎、胸椎、骨盤、顎関節のパルペーションを行います。


6.乳児のカイロプラクティックの流れ
乳児のカイロプラクティックで最も大切なことは嫌われないことです(笑)。ですから、こちらも赤ちゃん目線で痛いことはもちろん、嫌がることはしないようにします。とにかく、優しいタッチが大切です。基本的に乳児のカイロプラクティックはお母さんに抱っこをしてもらった状態で施術をします。時間にすると2,3分で、あっという間に終わります。乳児の場合は大人よりも繊細で神経が過敏なので、これで十分に効果があり、かつ安全なのです。施術後は骨格の状態、今後のアドバイスなどをさせていただき終了です。
 
頚椎の触診

 
胸椎の触診

 
骨盤の触診


アジャストメント


 
 
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
 
 
 
 

 
 
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