シーガルカイロプラクティック SeaguLL Principled ChiropracTIC の日記
-
子どもの側弯症にカイロプラクティック
2022.01.21
-
おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
"子どもの側弯症にカイロプラクティック"
《側弯症とは》
側弯症(そくわんしょう)とは簡単にいうと後ろから背骨を見るとグイッと曲がっている所がある状態です。
この側湾症は女性に多く、特に初潮の時期に起こりやすいといわれます。心臓を避けるように背骨がカーブする傾向があるのも特徴の一つです。
小学校の健康診断で前屈による側弯の簡単な検査で側弯症の疑いがあると診断されるケースが多いです。
側弯症の正確な判断はレントゲンを撮らないと分からないので、その後病院でレントゲンを撮影し側弯症の有無が分かります。
病院では側弯症に対してプラスチック製の矯正装具を装着し、まずは経過を観察します。
変化が見られない場合は手術を行い脊柱にボルトを埋め込んで、それをワイヤーで繋ぎ引くことで背骨を真っ直ぐにし固定するという手術をします。
矯正装具は重たく動きづらいので子どもにとってストレスが大きく、手術に至っては身体と心に大きな負担をかけるものです。
そのようなストレスは子どもに新たな問題を発生させ、また問題自体も複雑さが増します。ですから、個人的には、そのようなアプローチは最終手段にとっておくべきだと考えます。
《カイロプラクティックのアプローチ》
カイロプラクティックの側弯症へのアプローチは、子どもにとってより自然な方法を取ります。
つまり、背骨を無理やり矯正して戻すのではなく、身体自身の力で背骨が戻るような環境を作るという方法です。
施術自体は痛くありませんし、装具もいらないので自然でストレスの少ないアプローチだと言えます。
《カイロプラクティックによる側弯症のケア》
①足の長さが違う場合はシューリフト(かかと用のインソール)で調整する
②腸骨や仙骨の傾きがあればアジャストメントで取り除く
③骨盤以外にもゆがみがある場合はアジャストメントで調整する
④骨盤周りや足の筋肉の硬さや量に左右差があれば、自宅でできるバランスを整えるストレッチや筋トレをレクチャーする。
⑤生活習慣での姿勢をケアする
このような流れで側弯症へのアプローチをします。初めの一ヶ月は週に一回くらいのペースで施術を続けるのが理想です。
カイロプラクティックは脊椎や骨盤をアジャストし各関節にある受容器に刺激を与え、自ら自然な位置に戻ろうとする機能を引き出すアプローチです。
自然な方法なので回復には時間と根気が必要になる場合もありますが、身体に優しいので子どもにはオススメです。
側湾症を長い間放置すると曲がった背骨に沿って筋肉が癖づき、ゆがみがさらに強くなることがあります。
こうなってからでは自然な状態に近づくのが困難になるのでクセが強くなる前の早期の治療が大切です。
また側弯症は子どもの場合、我慢や緊張などの精神的なストレスによる交感神経優位の状態も原因の一つといわれます。
ゆったりした環境で子どもをのびのび自由に育てることも気にしたいところです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
シーガルカイロプラクティック
Tel 042-768-7153
Email seagullchiro@gmail.com
〒252-0217 神奈川県相模原市中央区小町通1-2-5