シーガルカイロプラクティック SeaguLL Principled ChiropracTIC の日記
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乳児の頭の変形
2022.04.06
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おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
"乳児の頭の変形"
頭の変形の原因
赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかいので、片方ばかり向いてしまう向き癖があると頭の一部が圧迫され続け、頭蓋骨の形が変形することがあります。
小児カイロプラクティックでは頭蓋骨の変形がある場合は、その原因となる向き癖を取り除くためのアプローチを行います。
3歳くらいまでなら、子どもの頭蓋骨は柔らかいので頭の形状が回復する可能性があります。
向き癖
向き癖とは赤ちゃんが偏った方向ばかり見ている状態です。この向き癖には2つのタイプがあります。
・どちらも向けるが、片方に向く癖がある
赤ちゃんが頭と首を自由に動かして、左右どちらも向くことができるが、どちらか好きな方向を向いていることが多いタイプの向き癖。
このタイプはカイロプラクティックで回復することが多いです。
・首が固まって、片方しか向けない
体が硬く突っ張ってしまい体全体の自由な動きが制限され、向きたくても向けないタイプの向き癖です。
このタイプは硬膜という脊髄を包む膜の緊張があると思われるので、硬膜の緊張を取り除くテクニックを使用します。
向き癖の原因
・胎児期の体勢
向き癖が起こる原因の一つは子宮にいたときの胎児の体勢です。母体の骨盤がゆがんでいて子宮が不自然な形になっていると、胎児は無理な体勢を取ります。
脊椎や骨盤に負担が生じたまま成長するため、新生児の頚椎や仙骨をゆがませ、それが後に向き癖となります。
妊娠期間に定期的なカイロプラクティックで母体の骨盤のゆがみを取り除いていれば、このような問題の予防にもなります。
・出産による頚椎のゆがみ
出産の時に、赤ちゃんの頭をつかみ引っ張り出す場合があります。
新生児の首の筋肉は出来上がっていないので、強く首を牽引をすると、そのストレスによって頚椎に負担をかけ、ゆがみを作る場合があります。
向き癖へのアプローチ
シーガルカイロプラクティックでは向き癖に対応するために、アジャストメントと硬膜ストレッチを使用します。どちらのテクニックも乳児への負担が少なく効果が高いのが特徴です。
・アジャストメント
脊椎や骨盤を手技で調節することで関節の硬さを取り除き、脊椎の可動性を回復させます。ゆがみによる神経干渉も取り除かれ、神経の働きが回復し、自然に頭蓋骨が戻っていく力を発揮させます。
・硬膜ストレッチ
脳と脊髄を包む膜を『硬膜』と呼びます。この硬膜は脊椎がゆがむと捻じれてしまいます。硬膜が捻じれると、それは向き癖の原因になります。
ですから、硬膜ストレッチは向き癖の改善に役立ちます。
また、硬膜が捻じれていると脳脊髄液の循環を悪くします。脳脊髄液は脳や神経に栄養と酸素を運び、老廃物を排出するので、脳と脊髄の発達にとって重要です。
硬膜ストレッチは向き癖だけではなく、子どもの脳神経の発達にも良い影響を与えます。
カイロプラクティックで健やかな成長
このように、小児カイロプラクティックでは乳児の向き癖を取り除くためのケアをします。
向き癖がなくなれば頭の一部が圧迫され続けることはなくなり、やがて頭の変形は消失します。
装具などを使用し、頭の変形を取り除くのは子どもにストレスを与えます。
子どもにとって、負担が少なく効果の高いケアがベストだと思います。
訓練を積んだカイロプラクターのアジャストメントは乳児にとって負担が少なく安全で優しい施術を提供できます。
改善の期間には個人差がありますが、まずは一度チェックするとよいでしょう。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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