シーガル カイロプラクティック　SeaguLL Principled ChiropracTIC | 日記 | 生理痛とカイロプラクティック

おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
 
先日、生理痛で下腹部が痛むのを我慢しながら長距離ドライブをされ、その後に腰痛が悪化した方がいました。

女性の骨盤は排卵と生理のタイミングで大きく動くので、このタイミングでの長距離ドライブは腰部に大きな負担をかけます。

生理痛で辛いときは無理せず休むのが一番です。止むを得ずドライブをしなければならない場合は休憩をこまめにとるようにましょう。

それでは本題です。


"生理痛とカイロプラクティック"


骨盤と女性ホルモンの関係
女性のホルモンバランスと骨盤の状態は密接に関係しています。なぜなら骨盤の中には子宮があり、その子宮には卵巣がついているからです。

卵巣はエストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモンを分泌し、脳の視床下部へとフィードバッグを送り、身体全体のホルモンバランスはコントロールされています。

骨盤のゆがみとホルモンバランスの乱れ
骨盤がゆがんでいると子宮はねじれます。なぜなら、子宮は骨盤の内側にある子宮円索という靭帯で骨盤と繫がっているからです。

そして、子宮が捻じれると同時に子宮に付随する卵巣も捻れ、卵巣にストレスが発生し、それが機能低下を引き起こし、女性ホルモンは乱れ心身に様々な狂いが生じる場合があります。

女性の骨盤は可動する
女性の骨盤は女性ホルモンの分泌と連動し、開いたり閉じたりしています。
 
男性に比べ骨盤の可動性が高く、そのぶん環境から受けるストレスに対して繊細です。しかし、可動性が高い分、カイロプラクティックによる骨盤のアジャストがとても効果的です。
 
女性ホルモン
女性の骨盤は生理（経血）開始から14日間かけて徐々に開いていきます。エストロゲンは骨盤が開き始める生理開始から14日間かけて増え続け排卵直前に分泌量はピークに達します。
 
エストロゲンの役割は子宮や卵巣を発達させ、乳房をふくよかにし、子宮内膜を厚くさせ、膣の萎縮を防ぎ、骨量をコントロールし、肌を柔軟にします。
 
そして、排卵が始まったその日から14日間かけて徐々に骨盤は閉じ始めます。プロゲステロンは排卵の後に分泌され、生理直前に分泌量はピーク達します。
 
プロゲステロンの役割は妊娠するための役割を持ち、水分や脂肪を身体に溜め込みます。身体のエネルギーが子宮に集中するため、普段の活動に使うエネルギーが足りず眠気やイライラなどの心身の不安定が現れます。
 
生理痛の原因
生理（経血）が始まる少し前、不要になった子宮内膜の表層を剥がすために子宮内膜の細胞レベルでプロスタグランジンが分泌されます。

プロスタグランジンの作用によって子宮やその周囲の血管が収縮し、子宮内膜は剥がれ経血となって排出されます。

このときに、プロスタグランジンが過剰に産生されると子宮は収縮し過ぎ、それが鋭い下腹部の痛みとなり、生理痛は起こると言われます。

そのため、医療機関ではプロスタグランジンの産生を抑える成分が含まれる薬を処方されます。

子宮内膜で産生されるプロスタグランジンの過剰産生が生理痛の原因であるということは、プロスタグランジンの産生が適切な量になれば生理痛の原因は除去されるということになります。

神経システムの乱れ
生理痛の原因と言われるプロスタグランジンは子宮内膜の細胞レベルで産生される物質です。すべての細胞は脳からの司令を神経伝達を介して、キャッチすることで適切な活動を可能とします。

当然、子宮内膜の細胞も脳からの司令を神経伝達を介して、キャッチし活動しています。
このとき、もし脳からの司令が、そもそも乱れて伝達されていたとしたら、子宮内膜の細胞も乱れた活動をするのではないでしょうか？

背骨には神経が入っている
背骨の中には太い神経の束である脊髄神経が入っています。背骨のゆがみが強すぎれば神経に干渉を起こしてしまい、脳と細胞の伝達を乱してしまうことがあります。

カイロプラクティックでは背骨のゆがみによる神経伝達の乱れをサブラクセーションといいます。サブラクセーションが続けば、脳からの命令は体に流れづらくなり細胞は本来の機能を低下させます。

その結果、子宮内膜の細胞レベルから産生されるプロスタグランジンは乱れると考えることができます。

サブラクセーションは過小過多を生む
サブラクセーションにより脳と子宮内膜の細胞とのコミュニケーションが乱れる。

すると、子宮内膜の細胞から産生されるプロスタグランジンの量は乱れ、過小か過多になる。

プロスタグランジンの量が過多になれば、子宮内膜は激しく収縮し、それがひどい生理痛となります。

逆にプロスタグランジンの量が過小になれば子宮は収縮できず生理が来なくなります。

このように背骨のゆがみによるサブラクセーションがあると、細胞の機能が混乱し、その結果身体には様々な不調が起こる可能性があるのです。

アジャストメント
そこでカイロプラクティックではアジャストメントと呼ばれる手技を用いて、背骨のゆがみによる神経の伝達の干渉を精密に取り除きます。

アジャストメントにより神経の伝達が良くなれば、脳とすべての細胞とのコミュニケーションは円滑になります。

脳と細胞とのコミュニケーションが円滑になれば、当然、子宮内膜の細胞も適切な量のプロスタグランジンを産生することが期待できるのです。

プロスタグランジンの産生が適切になれば子宮はきちんと動き、生理痛が起こる理由はなくなるというわけです。

カイロプラクティックで生命を輝かせる
カイロプラクティックは病気や痛みや症状にフォーカスするのではなく、生命そのものにフォーカスするヒーリングアートです。
 
"生命が本来あるべき自然な姿なのか、それとも不自然なのか" を見極めるのが肝心なのです。
 
生命が不自然な状態へと移行する原因の一つである脊椎サブラクセーションを見つけ、これをアジャストメントで取り除きます。
 
生命が自然体のあるべき姿へと戻ることができれば、身体はゆっくりと、確実に回復していくものです。
 
生命をあるべき自然な姿に戻す。それがカイロプラクティックです。
 
生理痛でお悩みの方はカイロプラクティックでアジャストメントを受けることをおすすめします。
 
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
 
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