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子どものアレルギーを遠ざけるためにするべきこと

2022.08.13

おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
 
台風8号が近づいていますね。
 
皆様も強風には気をつけて過してくださいね。せっかくの夏休みですが、海上では波が高くなるので海でのレジャーは控えましょう。
 
それでは本題です。
 
"子どものアレルギーを遠ざけるためにするべきこと"
 
アレルギーと呼ばれる現象は過剰な免疫反応
アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)が体内に侵入したとき、人によっては体内でアレルギー抗体が作られることがあります。
 
そして、再びアレルゲンが体内に侵入したときに抗体がそれを察知し(外敵を倒す免疫反応である)くしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー反応を起こす細胞に指令を伝えます。
 
これが免疫反応です。そして、これらの免疫反応が過剰な状態のことを一般的にはアレルギー症状と呼ばれています。
 
このようなアレルギー症状を皮膚科や耳鼻科で診てもらうと、普通はアレルギー症状を抑える薬が処方されますが、それは一時的に免疫反応を抑えているだけで根本の解決にはなってはいません。
 
根本の解決には過剰な免疫反応が起こらない体質を作り上げる必要があります。

子どもの免疫の成長と獲得免疫
外部からの侵入者や体内の異物から体を守る反応を免疫といいます。そして子どもの免疫は始めは弱いですが経験を積み重ねることで成長していきます。
 
 ①母体免疫
初めは赤ちゃんはお腹の中でお母さんから免疫システムをもらいます。
 
②母乳免疫
次に赤ちゃんは母乳からお母さんの免疫をもらいます。ちなみにティースプーン 一杯の母乳には300万の免疫細胞が存在するといわれています。
 
③自然免疫
生まれながらにそなわっている第一の免疫でマクロファージ、顆粒球、ナチュラルキラー細胞などがあります。比較的、大きな細菌をやっつけてくれますが外敵の種類を記憶する能力は
ないのが欠点です。
 
④獲得免疫
生まれてから病原体と接する経験を積み重ねて獲得していく第二の免疫。T細胞、B細胞(抗原抗体反応)があります。一度戦った外敵を記憶して、次に備えることができる精度の高い免疫機能です。
 
獲得免疫の種類
獲得免疫のT細胞は、外敵の種類によってTh1細胞か、Th2細胞へと変貌します。
 
・ウイルスや細菌が侵入した場合
→T細胞はTh1細胞に変化し抗体に指令を出し外敵をやっつけます。
 
・花粉やダニ(アレルゲン)が侵入した場合
→T細胞はTh2細胞に変化し抗体に指令を出し外敵をやっつけます。
 
免疫が外敵と戦っている間は、私たちの体ではくしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー反応が起こります。
 
症状は辛いですが、実はそのような現象によって侵入した外敵を体外へと排除しているのです。
 
獲得免疫のバランスが崩れると
人はTh2細胞の働きが優位な状態で生まれてきます。子どもは成長する中でウィルスや細菌と闘うことでTh1細胞の免疫の働きがだんだんと発達し、そしてTh1細胞とTh2細胞の免疫バランスの調和がとれていきます。

小さい頃はアレルギー症状があっても、大人になって次第になくなっていくのは、この免疫バランスの調和がとれていったからです。
 
しかし、現代、アレルギー症状を訴える人が昔と比べて増加しています。
 
アレルギー増加の原因「衛生説」
現代は衛生環境は良くなりました。除菌グッズはやたらと増えて、コマーシャルでも菌は悪いものとして除菌製品を宣伝しています。
 
マスコミの情報を鵜呑みにし、除菌シートや除菌スプレーで菌を倒し過ぎると子供は菌と戦う機会を減らします。
 
その結果、ウイルスや菌と闘うことで成長するはずだったTh1細胞は成長することができず、Th2細胞の免疫反応が過剰な状態になります。
 
その結果、免疫バランスがくずれてアレルギー症状が発生しやすい体質の人が増えている。これが「衛生説」と呼ばれるアレルギー増加の原因です。
 
免疫バランスを整えるために
Th1細胞が少なく、Th2細胞が多いという、免疫バランスのくずれが、結果的にアレルギー症状が続く原因だと考えるなら、そのバランスを整えることが根本的な解決と言えます。
 
ですから、やるべきことはTh1細胞が活躍できるチャンスをキチンと確保する!これが根本の解決の第一歩になるでしょう。
 
Th1細胞はウイルスや菌と闘うことで成長します。つまり、動物に触れたり、土に触れたり、泥んこ遊びをしたり、除菌や滅菌生活をやめ、風邪をキチンとひくことでTh1細胞は成長するのです。
 
このように子どもを菌と適度に触れ合わせることで免疫バランスは整っていき、それこそが過剰な免疫反応(アレルギー反応)の根本の解決に必要な体質作りというわけです。
 
ちなみに都会と田舎の子どもでは、アレルギー発症率にも差があるそうです。その理由の一つに住環境に家畜や動物がもっと身近に存在することが子どもの免疫システムの成長過程に「好影響」を及ぼしているのではないかと考えられています。
 
広告宣伝に惑わされずに、子どもの免疫を育てるために適度にウイルスや菌との接触を経験をさせてあげましょう。
 
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
 

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