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ぎっくり腰の対処法

2024.09.20

おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
 
 
9月1日は68回目のカイロプラクティック・クラスでした。月に一度シーガルカイロプラクティックで開催しているカイロプラクティックの勉強会で、カイロプラクティックの哲学、伝える力、アジャストメントを学び、研鑽する場です。

今回の内容は仙骨アジャストメントでした。仙骨は脊柱と基礎となる骨ですから、この骨に問題があれば自ずと脊柱全体に問題が波及し支持性や可動性に影響が出ます。また、仙骨は自律神経の副交感神経系が集中する場所なので仙骨にサブラクセーション(ゆがみによる神経干渉)が発生すれば副交感神経系が劣勢になり、交感神経系が優位になります。
 
仙骨のアジャストメントが正確に表現できるようになるためには沢山の勉強と練習が必要です。カイロプラクティック・テクニックの基本的な考え方、人体の構造、バイオメカニクスの理解を深め、正しい型でたくさんの回数を練習する。トライ&エラーを繰り返しながら自分の身体の個性を理解して、最終的には基本の型を越えて自分の型を見出すことです。
 
時間をかけて技を磨き続けることです。その積み重ねだけが嘘偽りのない本物のアジャストメントを創ります。次回のカイロプラクティック・クラスは10/20(日)18:00~21:00です。興味のある方は気軽にお問い合わせください。
 
 

 
 
それでは本題です。
 
 
『ぎっくり腰の対処法』  

ぎっくり腰の原因
ギックリ腰とは急に起こる激しい急性腰痛の俗称です。ギックリ腰のタイプは色々ありますが一番多いのが腰部の筋肉が損傷して起こるタイプのギックリ腰です。仕事や家事、スポーツなどにより腰周辺の筋肉に疲労が溜まっていると、筋肉は硬くなり柔軟性が低下します。また、筋肉は気温の低下によって冷えたり、気圧が下がって酸素不足に陥るとさらに硬さが増します。

そのような、硬く柔軟性の低い腰の筋肉を急に動かすと、「ブチッ」と筋肉繊維は切れてしまいます。ぎっくり腰が起こる一番多いタイミングは眠りから目覚めて起き上がった時(寝起きは筋肉が特に硬くなっているのです。)、その次が前傾姿勢で重い物を持ち上げた時です。食生活が偏っていたり、水分不足、運動不足、睡眠不足などの生活習慣が悪いとギックリ腰はさらに起こりやすくなります。ですから、日々の生活習慣が良い人は疲労が少なく筋肉も柔らかいので、ぎっくり腰も起こりにくいのです。

ぎっくり腰の痛み
腰の筋肉繊維が損傷すると、まず鋭い痛みが患部に発生します。中には翌日になってから強い痛みが出る人もいます。鋭い痛みは約48時間続きます。これは、損傷した筋肉を治癒させようと血液が患部に集まり、栄養と酸素を送っている炎症反応です。血液が患部に充満すると、血管が太くなり血管の周辺にある神経を圧迫するため、ズキズキと強い痛みが発生するのです。

また、損傷している筋肉に無理な負荷を加えるような体勢をとるときも痛みは強くなります。痛みは不快ですが、これは損傷をさらに悪化させないために発せられるボディサインなのです。ですから、急な痛みが出ても慌てずに、まずは一旦落ち着いて、できるだけ痛みの少ない動きをとりながら、ひたすら安静にすることが大切です。

ぎっくり腰 初期の対処方法
1.患部が一番楽になる体勢をとり、安静にする
2.患部を一時間に一回10分冷やす。氷嚢が一番効果的。保冷剤をキッチンペーパーで包んだものでも大丈夫です。
3.受傷したときから48時間は炎症が続きます。患部を押したり、揉んだり、温めたりすると悪化するので気をつけてください。お風呂も☓。シャワー程度で済ませましょう。
 
その他、初期の段階で注意すること
・ちょっとした刺激でも悪化の可能性があるので、注意して過ごす
・くしゃみや咳は特に気をつける
・寝たきりは、かえって良くないので家の中で適度に動く
・水分を十分に摂り、刺激物やアルコールは避ける
・小さなお子さんがいる時は、飛びついてきたり、腰の上に飛び降りてこないように注意する
・常識的に腰に悪いことは徹底的に避ける
・必要に応じて鎮痛剤の服用をする
 
ぎっくり腰 後期の対処方法
受傷してから48時間が過ぎれば、炎症は少しずつ収まっていき、痛みも和らいでいきます。まだ完全に筋肉の損傷は回復していない段階なので、痛みが減少しても1週間は無理せず安静に過ごしましょう。損傷した筋肉に負担をかけず、安静に過ごせれば受傷した日から一週間かけて、損傷した筋肉は回復し、痛みは消失していきます。その後、約1週間かけて筋肉繊維は回復し柔軟性を取り戻します。

ぎっくり腰が再発しないためにできること
逆に、受傷してからの2週間を安静にせず、我慢して痛みが出るような体勢を取り続けていると危険です。なぜなら、損傷した筋肉繊維の炎症が慢性化し、きれいに修復できず、硬く伸びない瘢痕(はんこん)組織に変わってしまうからです。瘢痕組織は固く、柔軟性に欠けるので再び負担がかかると簡単に切れてしまい、ぎっくり腰が再発しやすくなるのです。

カイロプラクティックの役割
カイロプラクティックを普段から受けている人は腰のコンディションが良いのでぎっくり腰になりにくくなります。腰のコンディションとは腰椎の可動性、支持性(姿勢の良さ)、そして、神経伝達で決まってきます。カイロプラクティックの効果はその全てに関わっています。ですから、ぎっくり腰を毎年発症させるような方は定期的にカイロプラクティックで背骨のケアをすることをおすすめします。
 
カイロプラクティックを定期的に受けている人の多くがぎっくり腰の回数が減少することを実感しています。また、万が一ぎっくり腰を発症させたとしても軽度で済み、また、回復も早くなるでしょう。カイロプラクティックはぎっくり腰になった直後に受けても有効で、痛みを少しでも和らげ早く治るためのサポートをすることが可能なのでお気軽にご相談ください。
 
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
 
 
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