シーガルカイロプラクティック SeaguLL Principled ChiropracTIC の日記
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Chiro Camp Australia 2024 日記②
2024.12.18
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おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。
11月29日から12月1日の3日間オーストラリアで開催されたカイロキャンプオーストラリアに参加しました。美しいし自然に囲まれて尊敬するカイロプラクター、カティーナ・マニングとトゥリース・ペルデジャン。そして素敵な仲間たちと過ごした3日間のキャンプの日記を綴ります。
"Chiro Camp Australia 2024 日記②"
出港した小型船は河川の上を横切るハイウェイの橋を潜り抜け、水しぶきを上げながら勢い良く進んでいた。船内を見渡すと、そういえばさっき港でまだ話していなかった人がいたのに気付いたから話しかけてみた。彼の名はスコット。奥さんと子ども二人の家族がいる。日本が大好きでしょっちゅう日本に遊びに行くそうで、そのときの写真をスマートフォンで見せてくれた。日本語も少し話せるから、僕はあまり上手くない英語で話し、彼はあまり上手くない日本語で話すという奇妙な会話が続いていた・・。
スコットは現在カイロプラクティック・オフィスを5件経営していて、スタッフも沢山雇っている。そんなわけで仕事はほとんどデスクワークとスタッフの管理だそうで、現在は週に一回(だったかな)くらいオフィスに出てカイロプラクティックをするそうだ。一月からそのようなスタイルにしたと言っていた。デスクワークとスタッフの管理、そして、たまにカイロプラクティックかぁ・・。なんか大変そうだなぁと思った。
前方に緑が豊富な島が見えて来た、ミルソン島だ。港の桟橋が見え、その横に大型の船が一艘停泊している。たくさんの子どもたちを乗せているようで楽しそうな声が聞こえてくる。そこで私たちの船は動きを止めた。どうやら、あの大型船が出港するのを待つようだ。船の上でぷかぷか揺れながら、辺りを見渡していた。大きな川と豊かな自然がここにはあった。日本を離れて随分面白い所にやってきたなぁと思った。やがて、子どもたちを乗せた大型船は出港し、港を離れた。僕たちが乗る船のスクリューは再び回転し、ゆっくりと港へと近づいていった。
船体が港に着くとキャプテンは素早く作業を始め、手際よくロープをビットに巻き付けた。誰かが手伝おうとしたが危険だから待っていてくれと制止していた。荷物を持って、港に降りる。桟橋にトゥリース・ペルデジャンがいた。トゥリース・ペルデジャンはBGI(Bio Geometric Integrationの略)の創始者スー・ブラウンの教えを初期から直接学んだ世界的にも有名なBGIのスペシャリストだ。BGIオーストラリアを主催し、リーダーとして若いカイロプラクターを教えている愛と知性に溢れた素晴らしいカイロプラクターだ。彼女とは一年ぶりの再会だ。「タカ、良く来たね、本当に嬉しいよ。」と彼女は言ってくれた。「僕も君にまた会えて本当に嬉しいよ。」と伝えるとハグをして再開を喜んだ。
自分のバックパックを背負いながら誰かのカイロプラクティック・テーブルを両手に持って先へと進むと、そこにはカティーナ・マニングがいた。荷物を全部床に置いて再開のハグをした。カティーナとは6年ぶりの再会だった。随分と時が経っていたんだなと思った。2018年にアトランタで彼女が教えるセミナーに参加した時以来の再会だった。その後、彼女とはメッセンジャーで時々連絡を取り合っていて、そのメッセージを通して沢山の大切なことを僕に教えてくれた。お互いの誕生日がとても近いこともあって、彼女は私のことをブラザーと呼んでくれた。
カティーナは国際的に有名な超一流のカイロプラクターの一人だ。スー・ブラウン、ルー・コレート、バル・ペッパチノと共にBGI Osseousを創ったBGI Osseousのマスターだ。BGI OsseousとはBGIのシステムを完全に骨を動かすアジャストメントに融合させたカイロプラクティック・スタイルで、つまり僕が常に使用するカイロプラクティック・スタイルはこれである。つまり、カティーナは私にとって最も大切な偉大なメンターだった。だから、また会えて本当に嬉しかった。
「船内にまだみんなの荷物があるから、取りに戻るね。」と彼女に伝え、僕は再び船へと戻った。皆ですべての荷物を降ろし終えると船は港を去っていった。しばらくすると先程の船よりは小型のボートがやって来て、トゥリースの指示で私たちはその船に乗り込んだ。どうやら、何処かへ行くらしい。展開が早くて分からなかったけど、まぁ、行けば分かるか。不確かな流れに身を委ねるのが旅の醍醐味だ。ボートはゆったりとした河川の流れに逆らってどんどん進んでいった。僕はたまたま船尾にあったシートに座っていたが、そこは屋根がない。晴れていたら気持ちいい席なのだろうなぁと思った。だけど今は曇り空でパラパラと小雨が降っていて、だんだん体が冷えてきた。どうしようもないので途中から考えるのをやめたら意外に気にならなくなった。
前方に砂浜が見えてきたところで、ボートはエンジンを止めた。辺りが静かになる、穏やかにボートは揺れ、そして、静かな音楽が流れ始めた。辺りには広い川の水と、それを取り囲むように深い森と山があった。空は淡いグレーに曇っていて、雨がポツポツと降っていた。誰もが喋るのをやめていた。時々森の方から澄んだ鳥の声が聞こえていた。世界は自分の心が投影されたものだという。僕が見ている世界は僕の内面の投影だった。 "Inner Peace(内なる平和)" 色んな波乱に満ちた旅なのだろうけど心の中だけは平和を保とうと行きの飛行機の中で決めていた。CHIRO CAMP AUSTRALIAが始まったのだ。
ボートはやがて岸に近づき、そこで停泊した。キャプテンが船尾にある折り畳み式のタラップを開いて、そこから一人ずつ海水と淡水が混じった川へと降りた。そこは水深が割と深く、履いていたジーンズを膝まで折っていたが、全く意味がなくずぶ濡れになった。砂浜に着き仲間たちは円になって、瞑想をした。グランディング、それは裸足になって地球と直接つながること。瞑想を終えるとトイレの場所を教えてもらって、そこへ向かうと廃墟のような小さな建物があった。ドアを開けると想像を超えた汚さで一瞬怯んだが、まぁ気にしていられないよね。
僕の体は冷え切っていたようで、帰りのボートでは一人ガクガクと震えていた(笑)。カティーナが「タカ、あなた全身震えているじゃない、大丈夫?」と震える僕に気づき隣に座ってくれた。そして、ガクガク震えている僕の手を握り、温めてくれた。カティーナの指は細く、野良仕事でもしているのか指先には傷がたくさんあった。そして、彼女はこう言った。「指先にだけ意識を向けるのではなく、まずセンターに意識を向けてそこから指先に意識を移動させなさい。」と。センターとは丹田の位置らしく、そのことをジェスチャーで示していた。
センターに意識を向ける、その意識を胸、上腕、前腕、そして指先へと移動させていく・・・。しばらくすると、僕の震えはピークに達し、そして、落ち着いてきた。指先に温かさが戻っていくのが分かった。カティーナを見ると、彼女はニコッと笑っていた。彼女は僕に「ペンはある?」と聞いてきたから、ポーチに入っていた水色のペンを手渡した。彼女は自分の服のポケットからカード(ボートの船長が途中で皆に配っていた彼の名刺だった。)を取り出して、何かを書き始めた。そして、それを僕に見せながら今起きたことの原理を説明してくれた。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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